やばいぞ音楽家

#音楽ビジネス
投稿日: 2024年09月17日

宮本亜門さんとの対談はめちゃくちゃ面白いのですが、俺が「あ〜やっぱりそうだよなぁ〜」と思ったものがあるんです。

俺が近年「自分の活動の場は自分で作る」と舵を切った原因はここにあるのですが、これって誰が悪いわけでもなくて

構造上、そうなるよねって話なんです。 の理念とか、信条とかをどこに置くかってのが人によって違うので仕方ないのですが、メチャクチャ危ないところに居るんだなと気付いたのがキッカケです。 このままだと危ないな、ならば自分で仕組みから何から何まで作り上げて、頑張るしかないなと思ったのが源流にありました。

動画の中で、届けたい舞台の種類によって会場のサイズを選ぶ、みたいな場面が出てくるんです。 それこそブロードウェイはミュージシャンを何人以上雇用しなければならない、みたいな規約があるんですね。 で、それをチームが重荷と捉えるか、否かは演目にもよると思いますし、音楽のジャンルによると思うんです。

確かに打ち込みバリバリ、ディスコ音楽を届けたいのに、オーケストラは必要ないっすもんね。 めちゃくちゃ当たり前の話なんですが、これ 「ブロードウェイでバイオリンを弾きたい夢のあるミュージシャン」からしたら自分の選択肢が 削られてるリスクってあるのわかります? うまく説明できてないな。。。

構造上、仕方ないことなんですが、個人的に好きなジャンルの音楽が生演奏じゃなくてもいいという時代の流れに知らず知らずに飲み込まれているって話がしたいんです。

で、どこもかしこも予算なんてないので、どこを削ってどこに手厚く補填するかってことを死ぬほど考えて カンパニーは存続していくので、指を咥えているだけじゃそれこそ運任せになっちゃいますよね。

ミュージカルを見ていてもオケの人数なんて減っていくばかりですし。

意地でもミュージシャンを使い続けるカンパニーがないとマズイ、 俺たちは絶滅危惧種だ、と感じたのが数年前なんすよ。

生演奏じゃなきゃダメな演目をやればいいじゃないか。 そこは絶対の理念としてあった上に、なんとか出来る舞台を考えよう、というのが 俺の出発点なんすよね。

でも、音楽ってカラオケと生演奏と比べた時に そんなに費用対効果を感じるほどの違いってあんまないのも事実なんすよ。 それだけカラオケの技術も進歩しているってことなんですけど。

そこに「生演奏じゃなきゃダメだ!」と声を荒げるのがいかに社会構造上、合理的じゃないのも 死ぬほどわかっています。 が、そんな奴がいてもいいじゃないか、とも思いますし、そんな奴がいないとダメだとも思ってます。 絶滅するならするでも、もがき続けて1分でも長続きさせてやるからな、と思ってます。

個人的には、合理的じゃないところに魂は宿ると思ってますので、今後洋二郎が音楽家として生き抜けるのか、華々しく散っていくのか、泥試合を見せるのか・・・よく見ておいてくださいw

これは人間観察バラエティーです。

About the author

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小林 洋二郎 幼少期よりピアノ教師だった母親の影響で音楽に親しむ。小学校卒業の頃、ドラム教室へ通いだし打楽器に魅了される。都立杉並高校、東京芸術大学を経て、ドラム専門誌の連載をきっかけにプロ活動を開始。現在、劇団四季「アナと雪の女王」ドラム担当。日生劇場主催舞台に役者として出演するなど オーケストラからポップス、ラテンまでこなす打楽器エンターテナー。 谷村新司さん、乃木坂46スター誕生、ゴッドタン・マジ歌ライブのサポートなど。紅白歌合戦にポルノグラフィティ、SEKAI NO OWARIのサポート出演。

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