大衆に受け容れられる難しさ

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投稿日: 2023年04月29日

どんなお客さんに届けるか、これは今も昔もサービス提供者にとってとても大事な話だと思います。

お客さんの裾野を広げようとすると、沢山の人に受け入れられ易い物を提供しなくちゃいけなくなりますよね。

車でいうところの「大衆車」ってやつです。

アレがランボルギーニやフェラーリみたいにゴリッゴリなスポーツカーだと理解出来る人の方が少ないっす。大衆には届かないっすよね。まぁ値段も値段だし笑。

レストランもそうで、味のリテラシーがある人には一般ウケが取れなくてもいいお料理をだせるし、裾野を広げたいなら一般ウケを考えなくちゃならない。

でもそれってニーズと自分達の最強ポイントとズレちゃいますよね。どこまで自分達のストロングポイントで勝負するのか… 問題です。

ハーレーの店長に縁があってドラムを教えてるんすけど、レッスンの時にそんな話題になりました。

ホントのハーレーの魅力が新車がでる度に薄れていってる気がする…

いやコレほんとで、以前にも書きましたがハーレーの面白さってトレードオフで、味がある時代のハーレーって乗ってるだけでニヤけちゃうくらい最高なんです。最高なんですが、普通に壊れるし「初めてバイクに乗ります!」みたいな人が乗ると、ちゃんと走ってられる時間が短すぎて嫌いになっちゃうレベルっす。 夏なんか走るとすぐオーバーヒートしちゃうし、ブレーキは効かないし、乗り心地悪いし。

でもそれがいい。今のバイクじゃ味わえない愉しみがあるんです。

じゃぁメーカーとしてそのままでいいかっていうと、やっぱりそれじゃダメで、ちゃんと進化していかなきゃダメでしょ。だって令和の時代に止まるバイクうってんじゃねーよってなるでしょう笑。 新しいお客さんも呼ばなきゃダメだし、もちろん味は分かるけど進化した方がいいよねってお客さんも離れていっちゃうし、排気ガスの規制なんかも厳しくなるから身を削って進化させなきゃダメなんすよね。大変だ。。。

その分、古参ファンからしてみたらつまらなくなってっちゃうような、、、

我々はこうです!という主張と その文脈を全く知らない新規のお客様。

そこの折衷案を探すのがめっちゃむずいっすよね。 大衆に受け入れられるだけなら簡単かもしれませんが、そこに自分達の核となる主張を、どこまで叩き込むのか、、、 一生ついて回る問題っすね。 ハーレーは最適解を出している気がします。

でもコレ音楽でも一緒で、流行り廃りに左右されるだけじゃなくて、常に進まなきゃダメだし「今」の音を届けないと、進化していかないと、音楽そのものの存在意味が薄くなっちゃうよなぁと思うんです。娯楽だしね。 そこに「自分」っていう色をどの程度忍ばせるのか。 それを理解してもらう様な活動ってどんなんだろ。

ハーレーの店長と話してて、どの業界も同じだなぁと痛感したのでした。

About the author

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小林 洋二郎 幼少期よりピアノ教師だった母親の影響で音楽に親しむ。小学校卒業の頃、ドラム教室へ通いだし打楽器に魅了される。都立杉並高校、東京芸術大学を経て、ドラム専門誌の連載をきっかけにプロ活動を開始。現在、劇団四季「アナと雪の女王」ドラム担当。日生劇場主催舞台に役者として出演するなど オーケストラからポップス、ラテンまでこなす打楽器エンターテナー。 谷村新司さん、乃木坂46スター誕生、ゴッドタン・マジ歌ライブのサポートなど。紅白歌合戦にポルノグラフィティ、SEKAI NO OWARIのサポート出演。

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