弦楽器の難しさ

#blog
投稿日: 2024年02月27日

今週末には新潟でコンサート。バイオリニストの奥村愛ちゃんと一緒に森の音楽家「おんのすけ」くんと演奏会です。

もうこのメンバーでも長いこと一緒に演奏させてもらってますが、今日のリハーサルも贅沢な時間でした。 みんな最高。 プロにむかって「上手」なんて言葉は失礼になるとか言われてますが、ハッキリ言ってめっちゃ上手ですw。 あまり大きな声で言えませんが、プロでもあんまりな人もけっこう多いんすよ。 そんな内情も知ってしまっているので、本当にこのメンバーでの演奏はボーナスタイムみたいなものです。

リハーサルの時に普段はできないような音程のチェックだったりリズムのチェックだったり、前回のコンサートの演奏を受けて細かく確認していくのですが「俺はなんて簡単な楽器を弾いているのだろう」と思い知りました。

いやマジで弦楽器、本当に難しいと思います。TVに出まくっている司会者ピアニストも言ってました。ピアノよりムズイと。 ちょっとの力加減で音程が平気で一音以上変わっちゃうなんて、可哀想すぎます笑。 俺なんて音程ないからね爆!

さらにピアノなら片手でできることを、わざわざ4人で和音を作ったりしてるもんだから、そりゃ音程の確認も丁寧にしますわな。

そう考えるとめちゃくちゃ合理的なところの真逆にいます。この時代に。 だからこその味わいや豊かさがあるのかもしれませんね。

先日も皆川さんが「歩かなきゃ気付けないことがたくさんある」と言ってましたが、本当にそれだと思います。 一見すると不便さのように思えることもやってみると気付けることが山のようにあります。 コンピューターでチョチョっとやったらできてします和音も弦楽器で一人一人演奏するとまた見えてくる景色が違うってもんです。 オーケストラみたいな大勢で演奏するピアニッシモ。一見、無駄のように思えますが、あの厚みのある柔らかい小さな音はオーケストラじゃなきゃだせません。一度体験してもらいたい。 どのくらい小さい音かというと・・・プログラム触る紙の「ガサガサ」がめっちゃ目立っちゃうくらい小さい音です。

そんなの合理的に考えれば一人で演奏すればいいいじゃん、となってしまいますが、違うんだなぁ〜。

ボリュームは大きく出す方向に向かってきた近代ですが、ノンノン。本当のサウンドは小さい音に宿るんですぜ、奥さん。 みんなイヤホンは低音がズンドコ言いがちですが、ノンノン。低音なんて誰でもだせますから。

ポップスのサビで高音になる曲が多いですが、ノンノン。高音は誰でもトレーニングすると出るんでっせ。自分ならではのサウンドはそんなところには眠っておりません。

常識で考えられていることとは違うところに真実はあるのかもしれませぬ。

新潟でもちょっと街歩きして、美味しいご飯を食べて、楽しい演奏を満喫したいと思います。

About the author

プロフィール画像
小林 洋二郎 幼少期よりピアノ教師だった母親の影響で音楽に親しむ。小学校卒業の頃、ドラム教室へ通いだし打楽器に魅了される。都立杉並高校、東京芸術大学を経て、ドラム専門誌の連載をきっかけにプロ活動を開始。現在、劇団四季「アナと雪の女王」ドラム担当。日生劇場主催舞台に役者として出演するなど オーケストラからポップス、ラテンまでこなす打楽器エンターテナー。 谷村新司さん、乃木坂46スター誕生、ゴッドタン・マジ歌ライブのサポートなど。紅白歌合戦にポルノグラフィティ、SEKAI NO OWARIのサポート出演。

フォーラム


ログインするとコメントできます。